体の問題

腰痛の5つの原因と対処法

A さん

腰痛が酷くて湿布薬が手放せない!という方は意外と多いです。でもこの湿布薬やコルセット、ある人にとってはとっても効果的な対処法でも、また別の人にはまったく効果がない対処法だったりします。腰痛の原因とその対処法をしっかりと把握して、自分に合ったセルフ治療を行ってみてはいかがでしょうか。

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目次

原因1.筋肉の疲労から来る腰痛

このタイプの腰痛は、筋膜性腰痛や疲労性腰痛と呼ばれます。

デスクワークをしている人に多いのですが、同じ姿勢をずーっと続けていると背中にある脊柱起立筋が疲れて血行が悪くなって引き起こる腰痛です。

デスクワークをしていると、イスに座って長時間同じ姿勢で作業を続けるのが多かったり、現場仕事などで中腰の姿勢を続けることでも同じように血行が悪くなって腰痛になってしまいます。

この筋肉疲労による腰痛を防ぐためには、出来るだけ決まった時間に姿勢を変えたり出来れば少し簡単なストレッチをこまめに取り入れることです。

20秒,30秒でも構わないので、決めた時間に背伸びをしたり、腕を回したりして血行促進してあげると筋肉疲労から来る腰痛を軽減させることが出来ます。

また、このタイプの腰痛の痛みを軽減する方法はまだまだあります。

硬くなってしまった筋肉を血管を圧迫して更に血行を悪くし、疲労物質が溜まりやすくそこで痛みを増してしまうという超悪循環を繰り返すことになってしまいます。

そこで、血行促進のために

・軽いマッサージ
・湯船にしっかりと浸かって、体を芯からあたためる
・出来るだけ背中が丸まらない、曲がらないような姿勢を保てるような寝具を使って質の良い睡眠をとること
・腹筋や背筋を鍛えるストレッチを行う
A さん

同じ姿勢を続ける事が多い方、中腰姿勢をとることが多い方は是非参考にしてみてください。

原因2.ストレスによる腰痛

ストレスが原因で腰痛が酷い場合、

・日記や適当なノートに思いのたけを綴ってみる
・誰かに自分の話を聞いてもらう
・昔好きだった音楽や、楽しくなってくるような音楽を聴いてみる
・ウォーキングなど軽いスポーツで汗を流してみる
・仕事/プライベートをはっきりと分けてプライベートな時に仕事のことを考えないようにする

といった具合にストレス解消法を色々試してみると良いですね。

A さん

ちなみに、楽しくなるような音楽というのは脳内物質のドパミン分泌を促してくれます。ウォーキングなどはセロトニンの分泌量を増やすことも可能なのでかなりオススメです!

まったく関係なさそうで、実は多いに関係があるストレスと腰痛。

ストレスが原因で引き起こる腰痛というのは、主に非特異的腰痛とも呼ばれなんと全体の8割強を占める割合で腰痛の原因の中でもトップクラスで多いのです。

とくに、ストレスを感じることの多い期間が長ければ長いほど脳機能に多大な不具合を来たして腰痛を引き起こすとも言われています。

 

ストレスは、長時間感じることで脳で分泌されていたオピオイドやドーパミン分泌が著しく低下してしまいます。

これらは、痛みを抑える作用を持っています。仕事、勉強、人間関係、腰痛に対しての恐怖や不安などがある場合は注意が必要。

非特異的腰痛は、”危険ではない””原因がはっきりしない””心配するほどの病気のない”といった腰痛です。ぎっくり腰などは原因がはっきりしているのですが、「これが原因ですね」とはっきり原因が言えない腰痛は殆どが非特異的腰痛になります。

A さん

非特異的腰痛と聞くと心配になる人も多いと思いますが、そんなに心配することはありません。

原因3.寝不足による腰痛

寝相が悪くても腰痛になったりしますが、寝不足でも腰痛を引き起こしてしまいます。

睡眠不足は様々な病気を引き起こすこともあるのですが、腰痛もその1つ。

寝不足は腰痛を強めるだけではなく、腰痛を発症した後の痛みの経過に関係していると言われています。

 

人間の1日は活動と休息を繰り返しています。起きている時は勿論エネルギーを使っているのですが、休息をしているときにもエネルギーは消費しているのです。

この休息している時間の時に組織の修復や疲労回復が活発に行われるのですが、質の悪い睡眠を繰り返していると眠りは浅く活動状態が続いて結果的に睡眠不足になってしまいます。

 

本来ならば、回復するはずだったエネルギーがまた活動状態のときに消費されることになります。朝起きて、疲れが取れていなかったり体がだるい場合は睡眠の質が悪い事が多かったりします。

寝不足が続いて起きたら既に疲れている、腰痛が酷い、そもそも疲労回復できている気がしないといった場合は、

・普段使っている枕をバスタオルを丸めたものにして自分に合った高さにしてみる
・足の下にクッションや毛布などを置いて足を気持ち高くして寝てみる
・横を向いて寝る場合はひざの間にクッションなどを挟んでみる
といった寝心地対策のほかに、質の高い睡眠をとるために
・夜10時~午前2時の間に眠るようにする
・眠る1時間前にはPC・スマホ・タブレットなどは使わない
・食事は眠る2時間前までに終わらせる
・眠るときは出来るだけ部屋を暗くする
・寝酒は目が覚めやすくなるから出来るだけ控えるようにする
・日中、出来るだけ軽い運動をするように心がけてみる

といった方法も良質な睡眠をとることが出来るのでオススメです。

A さん

最近寝不足かな?と思ったら是非試してみてください。

原因4.腰痛を伴う病気が原因

実は、腰痛は腰だけではなく内臓がなんらかの病気を起こしてお腹や腰を圧迫することで腰痛を引き起こしているということもあります。

腰痛を伴う主な病気としては、

・子宮筋腫
・十二指腸潰瘍
・胆のう炎
・慢性胃炎
・卵巣炎
・帯状疱疹による神経痛
・尿路結石
・胆道結石
・胆石症

といった具合に様々な病気が原因で腰痛を引き起こしているということもありえます。

 

痛い場所が悪い!と思う方も多いと思いますが、実は腰だけではなくもっと別の場所から来る腰痛ということもありえるのです。

 

また、女性に多い便秘でも腰痛になってしまうことがあります。便秘が慢性的に続くと、腰痛の一歩手前という状態が続きます。

 

慢性的な便秘は、腸内に溜まった便と便から発生するガスが溜まり、腸内を膨張させて周囲の血管や神経、器官などを圧迫してしまいます。

これが血行不良を引き起こし、腰痛になってしまうということがあります。腰痛の8割は原因不明とも言われていますが、思い当たる症状がある場合は一度お医者さんに相談してみることをオススメします。

A さん

更に、こういった腰痛がある場合もお医者さんに相談してください!
・痛みがどんどん酷くなる
・尿が出にくい、切れが悪い
・激しい痛みがある
・発熱を伴う
・くしゃみや咳をすると痛みが酷くなる

原因5.体が硬い

身体が硬い人は、腰痛にやりやすいといわれています。とくに、背筋や脚の筋肉が硬く柔軟性に乏しいと腰の痛みを招いてしまうことがあります。

A さん

身体が硬い人、普段あまり運動をしない人で腰痛に悩まされている場合は、
・軽いウォーキング
・柔軟体操やストレッチをしてみる
といった具合に身体をほぐしてあげると腰痛の予防にも繋がるのでオススメです。

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